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宮前平リノベーション⑤ 工事再開!

2016年11月25日(金)

先日、構造見学会を行った宮前平スカイハイツのリノベーションが再始動しました!

↓↓↓こちら解体後です

解体後

まずは、断熱を入れるための下地工事。

壁には、押出法ポリスチレンフォーム保温板が入っているのですが、20mm程度と薄く、1階ということもあり冬は寒く感じます。

通常関東では、押出法ポリスチレンフォーム保温板の場合、35~45mm(※RC造の場合の省エネルギー基準に基づく必要な厚さ)が標準となっています。

↓↓↓そこで既存の壁はそのままに、上からさらに25mmの断熱材を施します。

DSC_0014_R

この方法を採用したのにはいくつか理由があります。

ひとつは、全部解体して厚い断熱材を入れ直すよりも廃材が少なくなりエコであるということ。

もうひとつは、新規の材料も少なくて済むので経済的という点です。

外周面の断熱下地が終わったところで、墨付けをし、間柱を立てていきます。

DSC_0012_R

墨付けには、墨つぼ、レーザー墨出し器、差し金などを使います。

Rの壁も着々と出来てきました!

このR壁のラインは、2方向の壁の交わる点から45センチずつ戻り、そこから直角になるラインを引き、交わった点を中心として円を描きました。この作業には直角の定規の差し金を使いました。

1寸が約3センチですので、45センチというのは15寸(つまり1尺5寸)になるわけですが、これは間柱の間隔としてよく大工さんが用いる寸法です。

ボードなどの寸法も全てこの倍率になっています。例えば900×1800など。

突然ですがここで、大工さんの道具シリーズ!

大工さんが手放せない差し金とは、これです。↓↓↓

IMG_7688

ちょっとメモリが大きいように見えますか?これは、「1」と書いてあるところが1寸です。

以前「インニッサン」⇒「1寸2分×1寸3分」の記事を書きましたが、大工さんの定規もやっぱり寸単位。

もちろん、見ての通り直角の墨を付けるのに使用したり、細かい寸法を付けるのによく使いますが、実は裏側は「√2(ルート2)」でメモリが刻まれています。

メモリが伸びているのがお分かりでしょうか?

これを初めて知った時はすごく感動しました~。

IMG_7689

つまり裏側は、直角二等辺三角形の長辺になるということです!

差し金

木造の建物では斜めは45°を使うことが多く、例えば屋根の隅部分なんかは√2で伸びています。

ただの直角定規だと思ったら大間違い!

実はこの2方向の長さにも秘密があるのですが・・・

それはお会いした時にお話します!

完成は1月末頃の予定です。

見学会を行いますので、是非ご参加ください。

ブログでも随時進捗状況をアップしますのでお楽しみに!

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