ドア ノ ウラオモテ
2019年10月18日(金)
帰宅途中、あるお宅の前を通ると、
キンモクセイの香りがふわり。
秋の到来を感じますね。
さて先日、N様より相談をいただきました。
35年使い続けた無垢のドア。たくさんのガラスが使われています。
建て付けが悪くなってきて、重たく感じるようになってしまいました。
一日に何度も開け閉めするドアなので、
中空構造+ポリカーボネートの軽いドアに交換いたしました。
色も明るい木目調に。
日にちは遡り、建具職人を交え打合せしている時のひとコマ。
「表を玄関側で良いですか?」と職人が。
「ん?」・・N様と顔を見合わせるスタッフM。
ドアには表と裏があり、
古来より玄関側(お客様から見える側)が表なのだそう。
ガラスの片面に型模様や摺り加工をしている場合、
ツルツルの面を表にします。
上枠の溝に合わせたドア上部の「しゃくり」は
裏側に施すことを教わりました。
お恥ずかしながらスタッフMは知りませんでした。
キンモクセイの花言葉はいくつかありますが、
そのうちの一つは「謙虚」
素直に学ぶ気持ちはいつまでも大切にしなければ。
ガラスのツルツルは掃除のしやすさに影響しますし、
「しゃくり」がない面の方がスッキリとします。
どちらを表にするかはお施主の好みなのですが、
N様は伝統を守り、ドアの表を玄関側としました。
横浜市 港北区都筑区リフォームはゴーイング・グリーンへ!